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「いい湯」が「いよ」になった
伊予の国の名前の由来には諸説があり、はっきりしていません。有力な説の一つに温泉説があります。「いい湯」が「いよ」になったというのです。この「いい湯」とは道後温泉のこととだと言われていますが、これもはっきりしていません。
 松山藩、西条藩、小松藩、宇和島藩、今治藩、新谷藩、大洲藩、吉田藩と八藩もあったのが伊予の国です。それぞれの藩で特色をもった文化が育まれたため、それが今日の愛媛県の多彩な文化や特産品につながったといわれています。そう言われれば、愛媛県の代表的な特産品を愛媛出身の人に聞くと、伊予柑、愛媛みかん、宇和海の真鯛、伯方の塩、坊ちゃん団子など、人それぞれでバラバラです。しかも愛媛みかんといっても、大三島のみかん、三崎のみかん、宇和島のみかんと、いろいろな地域に分かれます。ひょっとすると、昔の藩の名残かもしれませんね。



伯方・大島大橋 宇和島城 天赦園 宇和島の闘牛

文化財や史跡が多く残されている町・宇和島

 宇和島は、仙台藩主の伊達政宗の長子である秀宗が入城して以来、宇和島城を中心にして栄えてきた城下町で、文化財や史跡が多く残されている歴史ある町です。
 宇和島城は藤堂高虎が築城したものですが、春には桜が天守閣を際だせてくれまし、天守閣からはリアス式海岸の宇和海を一望できます。複雑な海岸線による独特な景観と海岸線にある段々畑とが織り成す景観は、最高のパノラマを展開します。
 伊達氏ゆかりの庭園で、伊達氏の先祖である藤原氏の藤、家紋にちなんだ竹が楽しめるのは天赦園。旧吉田町には200年余り昔の武家屋敷や商家など、代表的な建築物を再現した国安の郷があり、歴史ファンからは何度訪れても興味が尽きない町と言われています。

宇和島の匠のこだわり

 この宇和島で伝統の郷土料理にこだわり続けている匠がいます。その料理とは「鯛めし」です。宇和島で鯛めしを注文すると、着色したのではないかと思えるほど色彩豊かな緋扇貝(ヒオウギガイ)という貝の上に、海草やしその葉にの上に盛り付けられた天然の地元の鯛の刺し身と卵の入ったタレが出てくるのです。えっ、これが鯛めし?と思わず叫んでしまいそうですが、これが宇和島で評判の「かどやの鯛めし」です。
 鯛めしの始まりは、漁にでた漁師たちが、釣った鯛を刺し身にし、ご飯の上に乗せ、卵としょう油をかける「ぶっかけ飯」でした。それが広がっていくうちに、現在のタレができ、より洗練された美味しさになったのです。
 それにしても、高級魚とされる鯛をぜいたくにも「ぶっかけ飯」に使うという「鯛めし」は、全国でも珍しい独特な料理です
 清家さん(かどや社長)は、リアス式海岸をもつ豊かな漁場の宇和海で活き活きと育った真鯛と秘伝のタレと手作りにこだわり、添加物を一切使用していません。地元で伝わる郷土料理を時代に合った新しい形で提案しているのです。
 ぜひ、この機会に宇和島のぜいたくな伝統の味をご家庭でもご賞味ください。

かどや清家社長


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