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神と人の饗宴・神楽の宝庫、島根県
 現在の島根県は昔の出雲・石見・隠岐の三つの国から成り立っています。しかし、明治維新後、今の島根県に至るまでは複雑な経緯がありました。明治9年に鳥取県と合併し、大島根県となった時期を経た後、明治14年に鳥取県は分県され、ようやく現在の島根県に至っています。
 島根といえば、出雲国風土記や出雲大社、宍道湖を思い出す人も多いでしょうが、忘れてはならいのが「神楽」です。島根県は「神楽の県」とも呼ばれているほどです。神楽とは、神に「祈る心」を形に表し、集落の祭りとして行われたものが芸能化したものです。華やかな衣装や表情豊かな面をつけ、太鼓や笛などのお噺子に合わせて舞い踊るエキゾチックな神事芸能です。それぞれ別の源流を持つ出雲神楽、石見神楽、隠岐神楽とに大別された3つの神楽があり、古くから今日に伝承しています。




小泉八雲旧宅 石見畳ヶ浦 石見神楽 石見銀山遺跡

浜田市で始まった刺繍衣装の大蛇の神楽

 石見地方といえば、徳川幕府の財政を支えてきた石見銀山の遺跡が有名。横穴式坑道の「間歩」が一般公開されていて、2007年7月には世界遺産に登録予定となっています。
 この石見地方の中心が浜田市。2005年に金城町・旭町・弥栄町・三隅町が合併され、新生浜田市となり、天然の良港を持ち、近世は城下町として発展してきたところです。
 神楽の県、島根でもっとも盛んなのも石見神楽。さらにその中心が浜田市。有名な大蛇の長胴・神張子の面・刺繍衣装は、明治・大正期に浜田市一帯で始まったとされています。大元神楽を源流とし、神がかり託宣の古い儀式が伝承されるなどど、神事性を強く残していることでも有名で、定期公演も多く行われています。石見神楽は練習会場の見学もOKですから、伝統を継承するための厳しい稽古の様子を覗いてみるのはいかがでしょう。

石見の匠のこだわり

 石見地方には「食」でも注目を集めているものがあります。それは浜田市の地元の養豚生産者が集まり、本当に美味しいハム、ソーセージを食べてもらおうという想いでつくられた「ケンボロー手づくりハム工房」です。
 ケンボローというのは、実は豚の商品名。ケンボロー豚はお米と同じように「主食として毎日食べ続けても健康を害さないように」という願いを込めてつくられ、現在、最も健康度の高い豚として世界で認められ、高い評価を得ています。しかも養豚農場内で飼育されているすべての豚はクラシック音楽を聴かせて育てています。
 また、農場では「こだわりの手作り8カ条」によって、「美味しさ」と「安全」にこだわわって飼育されています。このケンボロー芙蓉ポークだけでつくったハム、ソーセージですから、美味しくないわけがありません。

ケンボロー松本工房長

松本さんの8カ条

1.環境に恵まれた中国山地の山間に農場があり、近くに他の養豚場はないという防疫面でも恵まれた立地条件です。
2.防疫面を考慮し、外界との接触をできる限り遮断するため、豚舎はウィンドレスで換気はファンでコントロールしています。
3.農場開所依頼、ヘルスコントロールマニュアルに基づき、素豚の導入から出荷、飼料・資材の搬入に至るまで徹底しています。
4.日々の場員の入場も、全身シャワーの後に作業に入ります。
5.肉質の美味しさを左右する飼料設計においても、経済性より消費者の求める安全と美味しさに重点をおいています。
6.飼料運搬は、毎日新鮮な飼料を農場専用車で行っています。
7.徹底した衛生管理と愛情豊かに育てられたケンボロー豚は、すくすくと健康に成長して、「ケンボロー芙蓉ポーク」となります。
8.ケンボロー手づくりハム工房では、この芙蓉ポークだけを使用し、素材のよさを生かすように減塩、低添加物使用で一つひとつ手づくりにこだわっています。
ケンボロー芙蓉ポーク厳選4品
   
骨付きボーンハム
10,000円
  骨付きバインシンケン
4,200円
  こだわりハム詰合わせ
5,000円
 
     
豚しゃぶしゃぶセット
4,800円
     
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